浮気調査の基礎知識

事前準備がカギ!離婚裁判で有効な浮気の証拠と証拠の集め方を解説

裁判で離婚に持ち込める浮気の証拠とその集め方とは

夫の浮気が原因で離婚したいと考えているなら、浮気の証拠集めが何より重要です。離婚調停や裁判において確固たる浮気の証拠を提出できるかが、こちらに有利な条件で離婚できるかのカギとなります。

しかし、個人で証拠能力の高い浮気の証拠を揃えるのは至難の業。浮気の証拠を掴むには、プロの探偵社に依頼することも念頭に入れておいたほうが良いでしょう。本記事は、裁判で有効となる浮気の証拠とその集め方について詳しくまとめました。裁判では効力を持たない証拠についても解説していきます。

目次

1.裁判で有効な浮気の証拠

2.裁判で認められない証拠

3.証拠を集めるには

4.まずは浮気相手との肉体関係の証明から

裁判で有効な浮気の証拠

浮気が原因で離婚調停や裁判を起こした場合、裁判所に配偶者と浮気相手に肉体関係があったことを証明する必要があります。提出する証拠の内容によっては浮気の事実を証明できないとされる場合もあるので注意が必要です。

パートナーが浮気を認めた際の音声データ

本人が浮気を認めた音声を録音したデータは、離婚裁判で浮気の証拠として有効です。口頭で浮気を認めても裁判になった時に証言を覆されることはよくあるケースです。浮気について夫婦で話し合うときには、会話の内容を録音しておくと良いでしょう。

話し合いの中で浮気を認めた場合、自白した箇所だけではなく会話全体を録音するのがポイントです。自白部分のみを提出するなど、編集の疑いがあるデータは証拠として認められない場合があるので注意してください。

録音する時にこちらから証言を誘導したり強要されたと言われないよう、質問攻めにしたり、感情的にならないようにすることも大切です。外部と接触のない自宅などの密室での録音も、脅迫されたなどと言いがかりをつけられることのないよう避けたほうが無難です。ファミレスや喫茶店など、他の人の目に触れる公の場で行うのが良いでしょう。

日付入りの写真や動画

浮気の証拠として有効なのは、ラブホテルに出入りしている決定的瞬間や浮気相手の自宅に何度も訪れているなど、肉体関係を持ったことがわかる写真や動画です。夫と浮気相手の顔がはっきりと撮影されていて、浮気を行った日時がわかる日付入りのものが信憑性の高い証拠として認められます。

デジカメによる写真や動画は、撮影後に日付の改ざんや編集が簡単に行えるので、捏造を疑われることも。信憑性が高い証拠としてはフィルム撮影が望ましいでしょう。

下記は浮気が原因で離婚する場合に有効となる写真や動画の証拠です。長期間に渡って継続的に浮気が行われていることを証明できれば、離婚調停や慰謝料請求の際に有利な証拠として働きます。有効度が高くない証拠写真や動画でも、組み合わせて提示できれば有効となる場合もあります。

証拠 有効度 理由
ラブホテルに3回以上出入りしている写真 継続的に浮気を行っていることが分かる
浮気相手の自宅に5回以上出入りしている写真
2人で旅行した写真 肉体関係があったことを証明できない
ラブホテルに短時間滞在 相談に乗っていた・具合が悪かったので介抱していたなどと言い逃れをされる場合がある
浮気相手の自宅に数回出入りしている写真

LINEやメールのやり取り

浮気相手とのLINEやメールも内容によっては、浮気の証拠として法的な効力を持ちます。ただし、お互い好意を寄せる内容やデートの約束をしている内容は証拠能力としては弱く、有効な証拠として認められるには肉体関係があったことを裏付ける内容が必要です。

LINEやメールを浮気の証拠として使う場合は決して転送しないこと。転送された内容は編集可能なので、改ざんを疑われてしまいます。必ずLINEやメールそのものを撮影して証拠を残すようにしましょう。

興信所や探偵社の調査報告書

裁判で有効な浮気の証拠を用意するのは、素人には困難な作業です。浮気調査を興信所や探偵社に依頼すれば、尾行や張り込みなどを行って裁判で有効な浮気の証拠を押さえてくれます。質の良い業者の調査報告書は、離婚調停や裁判で最も有効な証拠として提示できるので安心です。

調査料金や調査期間は、掴んでいる証拠や状況によって大幅に違いがあるので、無料相談を利用してまずは相談してみると良いでしょう。

【浮気調査で手に入れられる証拠】
☑浮気が行われた日時、移動経路など詳細を記録した調査報告書
☑ラブホテルの出入りなど肉体関係を証明できる写真や動画
☑浮気相手の氏名・住所・勤務先

裁判で認められない証拠

せっかく苦労して浮気の証拠を用意しても、裁判で認められなければ意味がありません。一般的には浮気の証拠として十分判断できるものでも、裁判所では無効となる場合もあるので注意しましょう。

違法行為で集めた証拠

どんなに明確な浮気の証拠を抑えても、それが違法行為による場合は裁判では無効となります。下記は違法行為となり得る浮気調査の一例です。提示した浮気の証拠が無効となった場合は、浮気を行っていなかったとみなされてしまうので注意が必要です。

前述した浮気の自白の録音やLINEやメールなどの撮影も、本人の承諾なしに行った場合は違法行為となるので気をつけましょう。

違法収集証拠 該当する違法行為
スマホを無断でロック解除する 不正アクセス禁止法違反
スマホのデータを無断で抽出し、データ化する
電話などの会話を盗聴する 有線電気通信法

電気事業通信法

プライバシーの侵害

日記や手帳を無断でコピーしたり撮影する プライバシーの侵害
LINEやメールを無断で見る
スマホに無断で浮気調査アプリをダウンロードする 不正指令電磁的記録供用罪
浮気相手の家に無断で盗聴器・カメラを設置して盗聴・盗撮する プライバシーの侵害

住居侵入罪

パートナーの行動を記録したノート

浮気が疑われる日時を記録したり、怪しい行動を記録した日記も、浮気の有効な証拠としては不十分だとされてしまいます。裁判で有効となる浮気の証拠は、配偶者以外の異性との肉体関係を証明できるものに限られているからです。

ただし、写真や動画など他の有効な証拠と一緒に提出することで、夫婦関係が破綻していたことの証明や、証拠の信憑性をさらに裏付けるものとして有効に働く場合があります。

証拠を集めるには

夫の浮気が原因で離婚を決意したなら、離婚調停や裁判に向けて効率的な浮気調査が必須です。ここでは浮気の証拠を収集する方法と注意すべき点を紹介します。

自分でパートナーの身辺調査をする

時間はかかりますが、自分で浮気調査をすることも可能です。下記は個人でも集めやすい裁判で有効となる可能性の高い証拠です。いずれもひとつだけでは証拠能力としては低いので、いくつか組み合わせることで浮気の証拠として認められる場合があります。

ラブホテルや浮気相手の自宅に出入りしている証拠写真や動画の撮影は、素人には難しく、相手にバレる危険性が高いので避けたほうが良いでしょう。

【自分で集められる浮気の証拠】
☑肉体関係を持っていると分かる浮気相手とのLINEやメール
☑ラブホテルの利用明細
☑浮気相手の女性にプレゼントを送ったレシート
☑デートに利用したレストランのレシート
☑浮気を行っていることがわかるSNSの情報
☑日記や手帳のコピーや写真
☑スマホに保存されている浮気相手との写真
☑浮気相手からのプレゼント・手紙

プライバシーの侵害に注意

自分で浮気調査をする時には、違法調査にならないよう細心の注意が必要です。前述したように浮気の証拠として無効となってしまうだけでなく、反対に自分が訴えられてしまうリスクがあります。

一刻も早く浮気の証拠を確保したい気持ちはわかりますが、盗聴・盗撮・プライバシーの侵害・不正アクセス禁止法違反などを侵さないよう冷静に行動してください。

興信所や探偵社に依頼する

浮気の証拠を集める時に重要なのが、調査していることを相手に気付かれないように行うこと。特に離婚を踏まえて浮気の証拠を収集していることが相手に知れると、不利な証拠を隠滅されたり、裁判に備えて準備する時間を与えてしまいます。

リスクを犯さず安全に証拠を手に入れるには、興信所や探偵社に浮気調査を依頼するのが確実です。中には違法調査をしたり、調査内容がずさんだったり、法外な料金を請求してくるような悪徳業者もいるので慎重に見極めましょう。

興信所や探偵社は無料相談を行っているので、依頼する前に話を聞いておくと安心です。この時、費用詳細を明確に説明しなかったり、こちらの質問に答えず事務所に直接来るよう促してくるような事務所は、悪徳業者である可能性があるので気をつけてください。

まずは浮気相手との肉体関係の証明から

夫の浮気が原因で、こちらに有利な条件で離婚するためには、第3者が見ても明確に浮気をしていると判断できる証拠を手に入れることが最も重要です。素人が独自の方法で離婚調停や裁判で有効となる証拠を入れるのは、時間もかかり相手にバレてしまうリスクもあるのでおすすめできません。

夫の浮気を確信したら、興信所や探偵社に依頼して、確固たる浮気の証拠を手に入れましょう。精神的なダメージを最小限にするためにも、話し合いや離婚調停、裁判を一刻も早く終わらせて浮気問題を解決してください。